愛という憎悪
TBSラジオ「ジェーン・スー 相談は踊る」という番組。ポッドキャストで毎回欠かさず聴いているほど大好きなラジオ。
そのラジオの9/6の20時台のリスナーからの相談というコーナーでのお話。
結婚したけど、不倫していた彼のことが気になってしまうという相談内容で、それに対するジェーン・スーさんの返事というか解説が非常に身に染みる。
(大体意訳)
こっぴどくふられたにも関わらず昔の恋人に再び自分を愛してほしいし、地獄に落ちて欲しいと思ってしまうのは何故かと言うと、決定的に自分を無価値にしたアイコンだから、幸せだろうが不幸せだろうが、つい引っ張られてしまう。
だからそこに執着したり、忘れられないのだろう。その状況に悪酔いして、「こんなに幸せなのに昔の人が気になっている私ってダメな女…」ってなってるだけだからダサいって笑い飛ばせ。
まさに状況に悪酔いしていつか両手を広げて昔の恋人が迎えに来てくれると私も4年間以上思っていた。
この話を聞いた瞬間にストンと腑に落ちた。
自分の価値を無にしたやつをなんとかしてやりたいって一心で、何だかんだと話にいったり、ライブを見に行ったり、飲み会でやたらと他の男の人と絡んでみたりなんとかして自分の存在をアピールしていた。
そりゃもうかなり健気なもんだったでしょう。
まわりの復縁プッシュにも焦らされてこの上なく気持ち悪いもんだった筈でしょう。
気になる人が出来ても、比較したりして結局付き合わなかったりうまくいかなかったりした。
久しぶりに恋人が出来て、そしてこの言葉を聴いてどうでも良くなった。
結局昔話はたまぁに思い出して、酒の肴程度に楽しむがちょうどいいのだろう。
- 作者: ジェーン・スー
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/07/24
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